1.はじめに
1-1.はじめに
はじめに
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1-1-3.目的・構成・留意点
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<目的>
メッセージおよび使命に記載した通り、優秀さの定義が本質的な思考を持つであるとし、本質的な思考を醸成することを通じて、各人が仕事で成果を出し、なりたい自分になり、ココロオドル人生を手にする一助に、そして企業は社員の優秀さが向上し発展を手にする一助になることが使命です。
本質的な思考は7つの要素で構成され、各要素をビジネスに当てはめ、その定義・考え方・取り組み方の名著の教えをより分かりやすく整理して提示いたします。
これを通じて、本質的な思考力を醸成し、仕事に直結する考え方や方法論を得てもらうこと、により、短期的にも長期的にも仕事において成果を出すための本質的な力を手にしてもらうための人材育成プログラムです。
また、各項目の見解を導出するための参考とした参考文献および、各項目の定義・考え方・取り組み方をより深く養うべく、さらに推奨する文献を提示いたします。
参考・推奨文献いずれも、江戸時代の塾の方法に基づき、不朽の名著を基盤としています。
<構成>
その構成は、本質的思考力を抽象的思考と具体的思考に分けたうえで、抽象的な思考は、価値観・世界観・視座と視野・地頭に分解され4段階、具体的思考は、計画・想像・表現をまとめて1項目、それらを踏まえた実務の考え方・取り組み方で1段階、基本動作で1段階、計7段階に分解されます。
仕事を各階層に応じて分析し、その本質を体系化したものです。各分類内では、大項目、中項目、小項目に分かれます。
<留意点>
毎日少しづつ読んでもらい、自分のものにしてもらう能力向上ツールとして活用頂きつつ、困ったときや判断に迷った時などに戻ってくる仕事の百科事典としても活用できる内容です。
一部価値観の領域においては、優秀さの定義である本質的な思考力を持つ人材になるために、最も効果的な価値観を提示しています。
しかし、価値観は人それぞれでもあるので、自分の価値観と合わない場合は、無理に取り入れる必要はありません。価値観を飛ばして、世界観からスタート頂いても結構です。 -
基盤とした名著:アリストテレス『オルガノン』
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命題とはある存在するものについて分離または結合されていることを論理的に規定するものである。
そして命題を構成する主語と述語の区別、判断の種別、対象や変形について考察されている。
つまり、事物は要素の結合・分離で構成され、要素は種類で区別されるということ。ここから、概念を要素に分解して思考を進める「演繹的論理思考」が創始された。
演繹的な論理思考を体系化した名著中の名著。この演繹的思考の方法論を用いて、フレームワークを分解・構築。