1.はじめに
1-2.構成
理論編
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1-2-2.抽象的思考:世界観
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自分とは何かを考えた後は、自分が属する世界や社会を考える必要があります。「世界とは何か」を考えるということです。
世界とは何かを考えるために、学問が存在し、社会科学と自然科学の領域・アプローチで世界を知ろうとしているわけです。
したがって、この項目では、世界を構成する概念の定義、世界を支配する仕組みを理解し、自分なりの世界とは何か、を定義する部分です。
今回は、仕事を対象に特定したLife Doctor Workですので、業務とは何か、業務の考え方、業務遂行の考え方、を提示いたします。 -
基盤とした名著:プラトン『国家』
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「魂に思慮し、善く生きる」というソクラテスの思想を、イデアを中核に、古代ギリシアにおいて支配的な考えであった小宇宙即ち人間と、大宇宙即ち国家との対比を用い、個人だけでなく国家体制そのものにまで貫徹させようという壮大かつ創造性豊かな哲学大系が提示される。
国家とは何か、世界とは何か、個人とは何か、自分とは何か、についての思考・考察を行った哲学書であり名著中の名著。
本書では、ソクラテスは個人の延長として国家を観察することで応答しようとする。
国家を観察するためにソクラテスは理論的に理想国家を構築しており、その仕組みを明らかにした。
そして理想国家を実現する条件としてソクラテスは独自のイデア論に基づいて哲人王の必要を主張する。
この哲人王にとって不可欠なものとして教育の理念が論じられており、正義が人間を幸福にするものと考える。