2.抽象的思考:価値観
2-1.人生観
自分に本質的な問いを投げかける
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2-1-4.幸せとは何か
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幸せとは、喜びにあふれること。
そして、喜びは、人間が社会的動物である以上、誰かに何かを与えて自分の存在に感謝されること、認めてもらうこと、それによって自分自身が発展することであると定義できます。
この喜びは、何かを積み重ね、誰かに何かを提供した先にあるもの、自分の存在が意義のあるものだと自他ともに認めることで、誇りを持てることです。
それは、脳の報酬系で感じる快感ではなく、ココロで、全身で感じる快感です。
一方、楽しいや嬉しいは脳の報酬系でのみ感じる快感であり、一瞬でなくなる薄い感情です。短絡的に得られる楽しいといった感情と、深く根源的な喜びの感情とは全く別ものであると認識する必要があります。
したがって、あなたは幸せな人生のために、喜びにあふれる人生を送ることが重要であり、喜びを得ることを大きな目的におくことが肝要です。 -
基盤とした名著:アリストテレス『ニコマコス倫理学』
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幸福とは快楽を得ることだけではなく、政治を実践し、または人間の霊魂の固有の形相である理性を発展させることであるとして、幸福主義をとなえた。
現代に置き換えれば、善を実践し人間や他人に貢献し、自信を高めることが幸福につながる最良の方法ということになる。