2.抽象的思考:価値観
2-2.仕事観
仕事について本質的な問いを投げかける
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2-2-2.なぜこの仕事なのか
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上記と同様に、なぜこの仕事であるのかも、「人生の生き方の軸などから命の意義を実現するための手段としての仕事であり、最もその意義を実現するのに有効であるのが今自分がやっている仕事である」と位置付けられると、今自分が向かい合っている仕事への疑念がなくなり、徹底的にパフォーマンスを出すことにこだわるようになります。
それは会社のために大いなるプラスになるし、あなたの人生も得られる喜びが劇的に変わるため、あなたの人生も喜びにあふれるものになります。
重要なのは何をやっているかではなく、生き方の軸とあっているかです。
逆に言えば、自分の人生の軸と今の仕事が適合していないならば、適合する道に切り替えるための戦略を練る方向に向かうべきという判断の基準にもなります。
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基盤とした名著:デカルト『方法序説』
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刊行当時の正式名称は、『理性を正しく導き、学問において真理を探究するための方法の話(方法序説)。
加えて、その試みである屈折光学、気象学、幾何学。』元来は3つの科学論文集を収めた500ページを超える大著だった。
今日の『方法序説』として扱われているテキストは、その書籍中の最初の78ページの「序文」部分であり、自身の方法論の発見・確立や刊行に至るまでの経緯を述べている。
つまり、あたりまえのことやなんとなく受け入れられていることをすべて疑い、要素に分解し、主要な要素を検討するというプロセスが有効な方法だと論じている。
この方法論は個人の人生にも応用できる。
最も根源的な生きるということから問いを立て、なぜ生きるのか、という問いから考察を開始し、なぜ仕事をするのか、なぜ今の仕事をしているのか、考察を進めることであらゆる側面において有益。