2.抽象的思考:価値観
2-4.会社観(経営哲学)
会社について本質的な問いを投げかける
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2-4-1.会社観とは何か
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上記の通り、死生観と仕事観からマイストーリーを構築し、自分の個人のビジョン・ミッション・バリューを構築したが、個人のことだけでよいのはプレーヤーまでです。
マネジメントは、個人のマイストーリーも必要だが、それ以上に、会社のマイストーリー(経営哲学)がよほど重要で、そちらを最優先に考え行動するようにせねばなりません。
そのためには、個人のマイストーリーと同様に、会社のマイストーリーを構築する必要があり、構築のためには、同様に本質的な問を投げかける必要があります。
したがって、会社観とは、会社のマイストーリーを指します。
結局何を判断するにおいても、最終的には目的、つまり会社観に戻ります。
何のために存在しているのか、といったこの会社観なしでは、軸がないあるいは芯がないため、ぶれぶれになってしまいます。
また、あまりに抽象的過ぎて何の意味もない会社観を持っていても、判断の根拠にできませんし、各従業員の個人のマイストーリーとつながってきません。
ある一定の具体性が必要です。
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基盤とした名著:『旧約聖書』
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旧約聖書では、神が天地や人間を創造しており、人間は神によって命を与えられた存在です。自分のものではありません。
そのため、神の作った世界をよりよくし、神に近づくこと=学問を行うことこそが重要だと説きます。
これも現代に合わせて解釈すれば、神の作った世界や社会に貢献することこそ命を神から与えてもらった意味となります。