3.抽象的思考:世界観
3-2.業務の考え方
奉仕思考
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3-2-6.英雄であれ
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英雄とは、全体最適のために個別最適を犠牲にしてでも尽力しそれを成し遂げる人と定義できます。
生物学的には、個体保存を捨ててでも種の保存に力を尽くすことです。
例えば、車にひかれそうな子供を、自分の身を挺して守る人などが英雄と言われるゆえんはここにあります。
自分の仕事において、個別最適=自分の評価や保身を犠牲にしてでも、全体最適=良い仕事をするを達成するために、力を尽くし成し遂げる英雄であろうとすることが肝要です。
言い方を変えれば、リスクを恐れず挑戦が必要な時は挑戦することです。
リスクなしにリターンはありません。
個別最適、自分のこと自分の会社のことしか考えない人は決して英雄にはなれませんし、英雄になれないということは、素晴らしい仕事や成果を上げることはできないということです。
英雄の像は前項でも出てきた西郷隆盛が筆頭です。そのほかの英雄も基盤とした名著で取り上げられています。
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基盤とした名著:トーマス・カーライル『英雄崇拝論』
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歴史上の英雄について論じた書。
この世の仮相の下にある「真理」を覚知しそれを様々な方法で表現し世の人に伝える人-それは時に詩人であり時に帝王であり時に僧侶であるー、信仰心ある誠実な人をカーライルは「英雄」とした。