3.抽象的思考:世界観
3-3.業務遂行
思考方法
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3-3-11.ストーリー思考
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メール1本や資料の1枚からプロジェクトマネジメントや契約交渉まで、あらゆるメッシュで、自分の業務の1つ1つをストーリー化して思考することです。
「今なぜこうなっていて、現状はこうで、課題はこれで、一方で理想とするゴールはこうであるから、理想形実現のためには、こういうステップでこのスケジュールで進める必要があって、そのために、この課題はいつまでのだれがどのように何をして解消する必要がある。」といった具合です。
どんなアクションを起こすにも、必ずストーリーを構築してからアクションを起こすことです。
ストーリー化することで、情報を関連付けて整理し認識できるため、脳内に格納する際に長期記憶となりやすいという効果もあります。
また、目的と各要素の位置づけがわかるため、手段と目的の入れ違い、目的を見誤る、忘れる、誤解するといったミスを防ぐ有効な手段となります。
さらに、他人に説明するさいに理解してもらいやすくなります。 -
基盤とした名著:フランシス・ベーコン『ノヴム・オルガヌム』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
ベーコンはこれまでの学問が素朴な実感や僅かな経験から飛躍して一般原理を設け、そこから論理的な演繹法によって考察を進めるが、それは人間の実際の生活に寄与する学説とはなりえないと批判する。
そこで、演繹法をは逆に、素朴な実感や僅かな経験一つ一つを観察し、それぞれに共通する原理をもとに上位概念に吸い上げ、それを繰り返して真理に達するという帰納法的論理思考を体系化した名著中の名著。
この帰納法的思考の方法論を用いて、実務の行動を観察検討し、共通するものを基本動作をして定義した。