3.抽象的思考:世界観
3-3.業務遂行
オーナーシップ
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3-3-3.理想形を描く
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メール一本から大きなプロジェクトまで、あらゆる階層・局面において、タスクを行う際には必ず理想形を描くべきです。
理想形があって初めて、何が適切かどうかの判断がでます。
理想形に向かって、何をどのように進めればよいかの考えが生まれます。
結局、判断は目的・ゴールに基づいて行うしかありません。それがなければ判断がぶれてしまいます。
理想形を描くことで、判断が可能になる上に、現状とのギャップによる課題、プロジェクト進行や課題解決のためのタスク、スケジュール、等、何をいつだれがどのようにやるべきか、というやるべきことが見いだせます。
しかし、理想形を描くには、経験と思考能力が必要です。特に若く経験が浅いうちはなかなか適切な理想形を描くことができません。
理想形を描けないのなら、理想形を描ける人に相談して描くことが必要です。
特に新入社員などの若い方は、最初のうちは、メール一本取っても、背景・現状・論点・対応策を図式化し、理想形を描いてそれを指導者に相談したうえで、実際の作業に入るようにすることが重要です。 -
基盤とした名著:プラトン『ゴルギアス』
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「正しさとは何か」「なぜ不正を行ってはいけないか」という問題が、正面から取り上げられている。
ここで挙げられている問いは、現代の問題とまったく同じといっていいものである。
「優越者は人を迫害してもよいはずだ」と主張する人に、プラトンは熱意をもって反論を試みている。
この考え方は、当たり前のようなものである概念に対してすら自分の考えを持つことを教えている。
なんとなくで描かれている理想形で思考停止せずに、理想形の定義や構成要素を明確化化することで、道筋が見えてくる。