3.抽象的思考:世界観
3-3.業務遂行
オーナーシップ
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3-3-5.常に判断
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判断をすることが最も人を成長させます。
判断が、多様な変数や不確実性の中で行う大変難しいものだからです。
判断能力をあげるには、日ごろから判断しつづけるしかありません。
どういうことかというと、人が判断する際の脳のプロセスは、認知→非言語処理→言語化→判断、というプロセスから構成されます。
多くの人は、非言語処理からいきなり判断に移行するため、なんとなくの判断・行動をとります。
しかし、なんとなくを徹底的に排除してください。
自分の行動の全て、一つ一つの判断を言語化し戦略を構築してから行動することです。
なぜそう判断したかの判断根拠を整理し内省を繰り返すことです。
メールのCC一つとっても言語化して意識して判断することです。
無意識に言語化せずに感覚で行ってしまうと、そこに学びがありません。
誰に何も聞かれても、答えられるくらい突き詰めて言語化・整理を行うことです。
結局、どれだけ言語化して判断を重ねてきたかが、再現性の向上、ノウハウの蓄積、パフォーマンスの向上を導出し、優秀か否かをを分ける肝となります。 -
基盤とした名著:パスカル『パンセ』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
人間の欲望の構造、個人と共同体の問題、他者の存在によって想像的な自我が生ずること、認識と視点・言語との関係、テキスト解釈と暗号の問題、等々の重要で深遠なテーマが扱われており、特定の思想的・宗教的な立場を超えており、現代でもそのテーマの重要性は変わっていない。
それゆえ現代でも世界中の人々によって読み継がれているのである。
常に物事を判断し続けるということは、常にその意義や意味を思考し続けることを意味する。
思考とは何かについて考察を続けた本書を通じて、思考とは何かを獲得し、日常の何気ない一つの些細な行動に対してもその意義や意味を思考する癖を身に付けることが重要。