4.抽象的思考:視座・視野
4-1.視座
代表者であれ
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4-1-12.2年目からが本当の勝負
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1年目は誰でも必死になる。志の有無やその高低に関係なく誰でも頑張る。
それは、社内では圧倒的弱者の立場であり、非常に居心地が悪いため、誰しもが早く居心地の良い自分の居場所を確立しようとするから。
だからこそ、2年目からが本当の勝負。
仕事に時間とココロを懸けられるか。遊びを捨て、自分の向上のためにすべてをささげる覚悟を決められるか。
社内でも優秀な人材は引く手あまたであり、非優秀人材はメインストリームや新規にアサインされづらい。
社内失業という言葉も存在する。
自分のビジョンを実現できるか、思い描くキャリアを歩めるかは、本当のスタートは2年目から。
そのためには常に思考し常に勝負をかけていく意識・行動を無意識に行える段階に持っていき。2年目以降もそれを当然のごとく継続・実施することが肝要。 -
基盤とした名著:沢庵宗彭『不動智神妙録』
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心が一つの物事に捉われれば(意識し過ぎれば)、体が不自由となり、迷えば、わずかながらでも心身が止まる。
これらの状態を禅の立場から良しとせず、達人の域に達した武人の精神状態・心法を「無意識行動」かつ心が常に流動し、「迷わず、捉われず、止まらず」であることを説き、不動智を「答えより迷わず=結果より行動」に重きを置く禅問答で説明(当書の「石火之機」)したもの。
実質的には心法を説いた兵法書であり、実技である新陰流と表裏一体で学ぶもの(当書「理の修行、事の修行」)としている。