4.抽象的思考:視座・視野
4-1.視座
4-1-3.判断
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鍛え方
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人生や仕事は全て判断の連続であり、常に自分がどういう判断をするのか、なぜか、を言語化すること。
朝起きて会社に行くのも判断の一つであり、当該案件の投資実行をするかどうかも判断の一つ。
何を判断するのか、判断した結果それぞれどういう展開が想定されるのか、短期と長期の目線で判断はどうなるか、リスクとリターンは何か、判断基準はなにか、を明確に言語化すること。
判断した後に、それらの枠組みの精査・検証を行い、よりよい判断をするための反省点を洗い出すこと。
一言でいえば、日常のあらゆるすべてを言語化して判断すること。
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基盤とした名著:デカルト『方法序説』
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刊行当時の正式名称は、『理性を正しく導き、学問において真理を探究するための方法の話(方法序説)。
加えて、その試みである屈折光学、気象学、幾何学。』元来は3つの科学論文集を収めた500ページを超える大著だった。
今日の『方法序説』として扱われているテキストは、その書籍中の最初の78ページの「序文」部分であり、自身の方法論の発見・確立や刊行に至るまでの経緯を述べている。
つまり、あたりまえのことやなんとなく受け入れられていることをすべて疑い、要素に分解し、主要な要素を検討するというプロセスが有効な方法だと論じている。
この方法論は個人の人生にも応用できる。
最も根源的な生きるということから問いを立て、なぜ生きるのか、という問いから考察を開始し、なぜ仕事をするのか、なぜ今の仕事をしているのか、考察を進めることであらゆる側面において有益。