4.抽象的思考:視座・視野
4-2.視野
ポジションを構築する
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4-2-4.可愛げを誤解しない
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ポジション構築とつながるが、可愛げがあることは仕事の評価とは別物であり、よりレベルの高い案件へのアサインなどにはつながらない。
むしろ、一般的な意味での可愛げ=イエスマン・断らないなどは、ポジション構築で述べた通り、言いやすいやつ、使い勝手のいいやつ、歯向かわないやつ、弱いやつ、などと思われると、無理な飲みやゴルフの誘い、雑務を振られる、むちゃくちゃの指示を出される、他の人は叱責されないレベルで叱責される等、不利に働くことが多い。
また、かわいがられたいという考え自体が、上記の自分を愛さない思考や自分の価値の考え方とは対極にある。
可愛げを気にする人は結局社内の評価が目的に成り下がっている人である。
会社にきちんと貢献し、いい仕事をすることのみを考える。いうべきことは毅然と言う。
本物の可愛げは、いい仕事を突き詰めて考え実行していったその先に、「あいつは自分の考えをしっかり持って、おじけづかずに誰に対しても言うべきことを言い、会社に貢献するしっかりとしたやつ」という評価とともに醸成される。つまり可愛げとは有能であることだ。
可愛げを誤解しない。 -
基盤とした名著:呉強『貞観政要』
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中国市場最も安定した治世を築いた唐の李世民と重臣たちの問答をまとめた世界一のリーダーシップ本。