4.抽象的思考:視座・視野
4-2.視野
ポジションを構築する
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4-2-6.人とお金関連は丁寧に
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<人関連は丁寧に>
人関連は丁寧に。
なぜなら、人には感情があり、雑だったり扱いを間違えると、不愉快な思いをさせてしまうからだ。
それによって、あなたの評価がすごく落ちるし、亀裂が入ることもある。
いうべきこと言い合うことで入る亀裂はポジティブな亀裂であるが、単純に扱いを間違えた場合の亀裂は根が深い。それはあなたの仕事の成果を出すのに妨げになるものである。
したがって、人関連は、めんどくさがらず丁寧に丁重にかつ迅速に対応しよう。
<お金関連は丁寧に>
お金にまつわる部分は、100点をとって当たり前であり、ミスが絶対に発生してはいけない領域。
丁寧に対応せよ。
特に入社1-2年目の若いうちは、請求書作成や請求書の根拠となる証憑や資料の作成などの単純作業が最初の業務となることが想定される。
しかし単純だからと舐めてはいけない。100点を取り続けることは簡単ではない。
100点を取り続けていれば、その積み重ねがあなたの信頼につながる。
ミスをしない為に、仕組化せよ。たとえば、チェックシートをつくる、チェック項目とチェック回数を決めるなどルール化すること。
こういった細かくも重要な仕事でミスをする人間には、大事な仕事は決して回ってこない。 -
基盤とした名著:ボードリヤール『消費社会の神話と構造』
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本書では、大量消費時代における「モノの価値」とは、モノそのものの使用価値、あるいは生産に利用された労働の集約度にあるのではなく、商品に付与された記号にあるとされる。
そこから、モノ(商品)を買う行為は欲求充足の他に「自分らしさ」(オリジナリティ)を主張する言語活動の一面があり、他者との差異をつけ、個人のアイデンティティを社会の中に定位させる道具である。
こうした「記号」という商品の価値が、本来の使用価値や生産価値以上に効力を持つ社会を「消費社会」と本書ではよんでいる。