4.抽象的思考:視座・視野
4-2.視野
全てから学びを得る
-
4-2-8.全てが学び
コンテンツの図示※マウスオーバーで拡大
<全てが学び>
全てから学びを得る。
飲み会アレンジの一つ、メール一つからでも必ず一つ学びを得るようにする。
そしてその学びを必ず言語化し整理し文字に残す。
学びを言語化し意識しなければ、成長曲線はゆるやかなまま。優秀層は、仕事に割く時間も当然違うが、それ以上に質(学びを得る)が異なる。
かならず、毎日反省・復習をする。
<どうでもいいような仕事を完璧に>
業務を行う際、どんなささいなことでも大きなことでも、すべてにおいて、そのタスクの設計をし、シミュレーションを行い仮説を構築し、実行計画や表現の設計を行い、実行する、という仕事の仕方を行う。
どんな難しい仕事にも簡単な仕事にも共通するものであり、そこに差はない。
若手の場合は、飲み会のアレンジや資料への打ち込みなど、一見するとくだらないと見える仕事を指示される機会が多くあると思うが、一見するとくだらないようにみえても、本質的な仕事の仕方を学ぶにはまたとないチャンスである。
組織でも、細かい仕事からあるいは飲み会の幹事から、という人はいると思うがそれはそういう理由である。
仕事を進めるステップ、つまり本質は同じなのである。
そこに気づかずに、表面的な仕事の重要性のみで軽視し、これらのタスクをおろそかにすると、この程度の業務もできないレベルという評価となり、より難度が高い業務はアサインされないこととなる。
心してかかること。
積み重ね思考の通り、大きなことを成し遂げるには、小さなことを積み重ねる以外に方法はない。 -
基盤とした名著:ウイリアム・ジェームズ『心理学の原理』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
生物一般の活動には習慣の存在が認められると指摘する。
ジェームズは生理学的観点から習慣を神経系における一定の経路が連続的に活性化することだと定義し、これには習慣性を伴っていると論じた。
しかしながら、人間には他の生物と異なる重要な差異があり、それは多様な欲望を持つということである。
したがって人間は動物にはない意識によって習慣を形成することを余儀なくされる。
欲望を達成するために意識的に行動することによって脳は発達していく。
つまり行動を習慣化することの意義は人格形成にまで及ぶものと考えることができる。