5.抽象的思考:地頭
5-1.認識
業務の種類と判別方法
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5-1-6.重要/非重要
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原則重要なものが優先。
非重要には、やらなくてもだれも困らないものと、やらないと誰かが困るものの二種あるので、後者が優先となる。
重要かどうかは、リスクとリターンにかかわるかどうかで判別する。
かかわらない場合は、オペレーションの範囲なるが、その中でもデイリーなオペレーションの範疇か、少し特殊なのかで判別する。
この場合は少し特殊な方が重要性は高い。
一方で、メール1本打つ、電話1本かける、一言連絡する、判断だけ仰いでおく等、ワンアクションで数分で簡単に済む業務も発生する。
例えば、ちょっとした返事するのみのメールを返す、一言上司の了解とっておくなど。
そういった、ワンアクションの非重要な業務は、ほっておくと必ず忘れるため、着た瞬間に瞬時に処理する。
そういう意味では、緊急対応事案がない限り、他の全ての種類での優先にさらに優先して、この手のワンアクション業務が最優先となり、スピーディに処理するべき。 -
基盤とした名著:フランシス・ベーコン『ノヴム・オルガヌム』
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ベーコンはこれまでの学問が素朴な実感や僅かな経験から飛躍して一般原理を設け、そこから論理的な演繹法によって考察を進めるが、それは人間の実際の生活に寄与する学説とはなりえないと批判する。
そこで、演繹法をは逆に、素朴な実感や僅かな経験一つ一つを観察し、それぞれに共通する原理をもとに上位概念に吸い上げ、それを繰り返して真理に達するという帰納法的論理思考を体系化した名著中の名著。
この帰納法的思考の方法論を用いて、実務の行動を観察検討し、共通するものを基本動作をして定義した。