6.具体的思考
6-1.計画
タスク設計
-
6-1-1.タスク設計とは
コンテンツの図示※マウスオーバーで拡大
タスク設計・シミュレーション・仮説構築といった準備の要素の一つ。
タスク設計は、準備段階のうちプランニングの段階。準備の9割はタスク設計であり、タスク設計がすべてといってよい。
多くの人は、手やカラダを動かすことが仕事だと誤解しているが、タスク設計を行うこと=頭を使うことが仕事の根幹であり、手やカラダを動かす実行部分は枝葉部分。
具体的内容は、ある業務を構成する要素に因数分解し、背景・現状を整理し、課題またはゴールを定義し、このタスクの位置づけと方向性を明確にし、そのうえで、そのタスクの目的を果たすために、いつ、だれが、何を、どのように、行うかのタスクの対応方針を設計すること。
そのタスクに対して、どのように対応すれば最適化の仮説設計をタスク設計という。
タスク設計を行うことにより、事業創造からメールの返信まで、大小問わず、その業務で、後フロー、範囲、方向性、他業務とのつながり、大きな目的等、網羅すべき観点から検討し網羅したうえで、きちんとゴールに最短距離で到達すること、そのために今この瞬間にやるべきことを抜け漏れなく実施できる。
これにより、「先手」の仕事が行える。各場面におけるタスク設計方法は次章で説明する。 -
基盤とした名著:レヴィ=ストロース『野生の思考』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
野生の思考とは、眼前の事象を考える際に、その事象と別の事象との間にある関係に注目し、それと類似する関係性を持つ別の事象群を連想しつつ、それらを再構成することである。
そして、それらの事象に異なる意味を与え、新しい「構造」を生み出せる。