6.具体的思考
6-1.計画
タスク設計
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6-1-2.先手とは
コンテンツの図示※マウスオーバーで拡大
何か起こってからから対処するのでなく、何も起こらないように事前に想像しあらゆる手を打っておくこと。
火事に例えれば、消火活動は消防隊でなければできないが、防火は我々でもでき、かける工数は消火に比べてはるかにすくない。
日々防火活動を行うイメージ。
言い換えると、順調に進むようにコントロールすること。
たとえるなら指揮者と同じ立ち位置。
コントロールとは、他者が意識していない領域、意識していない先、意識していない深さで、誰よりも早く事前対処をすること。
先手を打つためには、タスク設計を行い、あらゆる情報を取り入れ分析検討し、想像し、事前対処を含めた、対応方針を1つ1つ策定すること。
つまり、タスク設計を毎日すべての業務に対して行うこと。本質的には、思考力を鍛錬すること。 -
基盤とした名著:宮本武蔵『五輪書』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
五輪書の「火の巻」では、戦う場の特性を常に自分に有利にもっていく「場の勝ち」、戦いの主導権を握るための「三つの先」、さらに敵が打ち出す前に抑える「枕のおさえ」を説く。
つまり、敵をよく知った上で、敵の構えを動かし、敵をゆさぶるための心理戦も駆使して、敵が崩れる一瞬を逃さずに勝つというもの。
確実に勝利に結び付けていく「勝利の方程式」を徹底的に追求しぬいたのである。