6.具体的思考
6-2.想像
シミュレーション
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6-2-1.シミュレーションとは
コンテンツの図示※マウスオーバーで拡大
準備が9割の中で、タスク設計・シミュレーションの3大準備のうちの一つ。
タスク設計に基づいて、これをしたらどうなるか、どういう影響があるか、その時自分は何を準備していればよいか、といった、自分・会社・相手・相手の会社等、利害関係者すべての立場に立って、おおざっぱと細かくの両方でシミュレーションを行い、タスク設計を良化するもの。
そのうえで、何が起きたとしても即座に対応できる準備をしておくこと、何が起きても即座に対応できる想定をしておくこと。
頭の中で何回シミュレーションしたかが仕事の成否につながる。
各場面でのシミュレーション方法は次章で説明する。 -
基盤とした名著:フランシス・ベーコン『ノヴム・オルガヌム』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
ベーコンはこれまでの学問が素朴な実感や僅かな経験から飛躍して一般原理を設け、そこから論理的な演繹法によって考察を進めるが、それは人間の実際の生活に寄与する学説とはなりえないと批判する。
そこで、演繹法をは逆に、素朴な実感や僅かな経験一つ一つを観察し、それぞれに共通する原理をもとに上位概念に吸い上げ、それを繰り返して真理に達するという帰納法的論理思考を体系化した名著中の名著。