6.具体的思考
6-2.想像
シミュレーション
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6-2-2.鍛錬方法
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メールの一つとっても、大小問わずあらゆる業務においてタスク設計をすることでタスク設計を行う力が鍛えられる。
シミュレーションも同様に、大小を問わず、タスク設計を行ったすべてに対して、相手の立場、上司の立場、他関係先の立場などの利害関係者の立場になり、おおざっぱと細かく想定し、巡航速度で進ませるにはどうすればよいか、何がネックやリスクになるのか、それぞれのリスクが顕在化した場合はどのようにするのか、などを想像し、頭の中で何回もイメージすることで鍛えられる。
例えば、メール返信の場合においてさえ、タスク設計でメールへの回答内容の設計ができたなら、相手の立場、上司の立場、他関係者の立場で見て、今自分が送ろうとしているメールに対して、どのような感情を抱くか、どのようにな考えをするか、どのような反応が想定されるか、それを踏まえて業務を進めるという意味で適切かどうか、相手がひっかかるリスクはあるのかないのか、などを受け取った立場になって想像して、返信内容も想像することを行う。 -
基盤とした名著:クニッゲ『人間交際術』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
著者は、18世紀後半のドイツの男爵にして宮廷詩人です。
君主フリードリヒの信頼を受けて活躍した時期もありましたが、周囲の陰謀によって失脚しました。
著書『人間交際術』の初版は1788年に出版され、大ベストセラーになりました。
ヨーロッパでは100年以上読み継がれてきている名著。
今回の該当部分:「自分に関心を持ってほしいなら、まずあなたが人に関心を持ちなさい。仲間意識を持たず、友情、思いやり、愛情に欠け 、自分のことしか考えずに生きている人は、援助してほしいと思うときがきても、誰も手を差し伸べてくれず、自分で何とかするしかありません。」