7.実務
7-3.打ち合わせ
理論
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7-3-5.打ち合わせのタスク設計
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以下のステップでタスク設定を行う。
このレベルで突き詰めてタスク設計を行えば、打ち合わせ前に議事録を書き上げることが可能となるし、その場で即断即答できる極めて生産性の高い打ち合わせが可能となる。
①論点と目的:
論点と目的は何か、本論点は全体の中のどの位置づけか
②開催時期と場所:
いつ開催するか、なぜこのタイミングなのか、どこで開催するのか
③開催可能条件:
目的を達成するために必要な開催条件は何か
④出席者:
誰を出席させる/してもらうか
⑤背景と現状:
背景と現状(課題・リスク)の確認
⑥理想形:
打ち合わせの理想形を設定
⑦達成事項:
打ち合わせの必達事項(ゴール)
⑧想定:
どういう議論の流れとなりどこで議論が平行となりどのような落としどころであるべきか、それに対する対応方針をどうするか
⑨5歩先の想定:
この会議の後の動きの想定
⑩組織的準備:
方向性や落としどころ等あらかじめ権限者に相談・報告・許可を取得、相手方にも何か組織的準備をしてもらう必要があるか
⑪物理的準備:
資料の準備
⑫追加:
この打ち合わせで組み込むべき内容は何なのか、その論点以外にあるかの整理
⑬議事録:
議事録を骨子のみ作成し、シミュレーションや準備の抜け漏れの確認
⑭構造化:
タスク設計の構造化。慣れないうちは概念図を作成。 -
基盤とした名著:レヴィ=ストロース『野生の思考』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
野生の思考とは、眼前の事象を考える際に、その事象と別の事象との間にある関係に注目し、それと類似する関係性を持つ別の事象群を連想しつつ、それらを再構成することである。
そして、それらの事象に異なる意味を与え、新しい「構造」を生み出せる。