8.基本動作
8-1.業務の基本動作
特殊業務:アレンジ・アテンド
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8-1-12.アレンジ業務
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<概要>
出張アレンジ、視察アレンジ、面談アレンジ、会食アレンジなど。
要素に因数分解してタスク設計を行うことが必要。
各要素を一つ一つ準備して変数から定数に変えていく。
アレンジで最も重要なのは、シミュレーションをどれだけ繰り返すか。
相手の立場と気持ちになって、当日をシミュレーションし、細かいところを含めて、何がどのように準備されていたらよいかを徹底的に考える。
最初は、このレベルで実施すべき。
たいていアレンジが一番最初の仕事であり、それがまともにできて初めて実務をやらせてみようとなる。
またVIP対応含めて、いつでもできるレベルまでいったん上げておくべき。
ポジションの確立までは、徹底的にクオリティを上げにいくべき。
例えば、その人が喫煙者である場合に、空港ついて、タバコ吸ってタクシー載るのであろうから、喫煙所はどこか、何番出口なら最も近いか、まで調べて情報提供しておく、など。
<各アレンジ>
出張:
移動、宿泊、打ち合わせ、食事(会食)の4分類。
それぞれ分解不可能なところまで因数分解し、細かいところの詰めと想定を行う。
具体的には以下の通り。
①移動:
何時にオフィスを出るか、迎えに行くのか行かないのか、どこかで集合するか現地集合とするのか、最寄り駅までの移動、メインの交通手段(飛行機/新幹線)、席のランクや位置(前から順に1-2つ二つ飛ばし程度が降りる際上司を待たせずベター)
②交通費:
出張の手配と費用負担の所掌
③到着後:
到着後の集合場所や集合方法、到着後の移動方法
④主目的:
打ち合わせ場所、相手先出席者、打ち合わせ資料や目的
⑤食事・宿泊:
昼食や夕食などの食事はどうするか、宿泊場所、会食設定要否、会食場所までの経路、手土産要否、帰路
⑥その他:
合間の時間が空いた場合はどうするか、喫煙者の場合は喫煙場所など。
どのレベルの出張用資料を準備するかは、重要度と同行者のレベルと社内の慣習による。
視察:
同上。
視察目的、視察内容、視察先のアテンダー、視察先への手土産要否。
面談:
移動・打合せ
会食:
①主目的:
目的、出席者、発言事項の整理、社内決裁
②店関連:
店のランク、食事の種類、コース、個室、時間、相手への案内(時間・場所・住所・予約者名・コースorアラカルト、飲み放題orアラカルト、緊急連絡先・地図)
③費用:
費用負担(自社負担の場合トイレのついでに済ませ終了時には会計を終わらせておく)
④その他:
手土産、タクシー手配要否、タクシー費用負担要否、2次会要否等。
ポジションができるまでは、お店は自分が行ったことがあるもののみがベター。
その後、信頼できる友人の勧めを取り入れてもよい。 -
基盤とした名著:アリストテレス『オルガノン』
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命題とはある存在するものについて分離または結合されていることを論理的に規定するものである。
そして命題を構成する主語と述語の区別、判断の種別、対象や変形について考察されている。
演繹的な論理思考を体系化した名著中の名著。