8.基本動作
8-1.業務の基本動作
基本動作とはなにか
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8-1-3.コミュニケーションに関する基本動作
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基本動作のうちのコミュニケーションに関する部分を指す。
業務は必ず他者と関わるものでり、他者と関係性を気づき円滑に業務を進めるために要求されるコミュニケーション上の配慮のこと。
一般的な礼儀やマナーがこれにあたる。
この礼儀やマナーは、最低限クリアすべき基準は暗黙の了解の中である程度明確にあるが、目指すべき到達レベルが提示されていない。
礼儀やマナーの本質は、相手が快適であること。
そして、一流の礼儀は、相手が気を使われていることに気づかれないこと。
気づかれないが、すごく快適だったと思ってもらうことにある。気づかれているようでは二流と捉えられる。
なぜなら、気を使っていることに気づかれるということは、気を使ってくれたありがたいとか申し訳ないとかという気持ちを惹起させてしまい、その気持ち分相手に気を使わせてしまっているからである。
気を使っていることに気づいてお礼を言ってほしいという気持ちは、自分を愛さない思考と真逆に位置するものであり、仕事である以上気づいてほしいなどと決して考えてはいけない。 -
基盤とした名著:バルタザール・グラシアン『賢人の知恵』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
ニーチェなど様々な偉人にも影響を与えた処世術の名著。
該当部分の一例:
「何かしら得るところや、学べるところがある人とつきあう。
相手から学び、お互いの知識や意見を交換する場にしていこう。
持ちつ持たれつつの関係であれば、与えることで感謝され、また自分も新しい情報を得て視野を広げることが出来る。
もののわかった人は高潔ひととつきあい、見栄だけで行動するような人をさける。
有能な偉大な人は、偉大さを発揮する人、学術学問に足跡を残すような人とつきあいたいとおもうもの。
大事なのは知識より知人なのだ。」