8.基本動作
8-2.コミュニケーションの基本動作
日常の場面別
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8-2-2.挨拶
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<社内>
出勤時:
おはようございます!と大きな声であいさつすること。
廊下すれ違い時:
会釈すること。
会釈無しでは無礼と感じる人がいる一方で、毎度毎度こんにちはというのは言われる方もうっとうしい。
退勤時:
お先に失礼します!と大きな声で言うこと。
ご苦労様は部下に使う言葉であるため使用しないこと。お疲れ様ですも対等の用語であるため、しばらくは使わないほうがよい。
<社外>
名刺交換時:
席に着く前に行う。相手側まで足を運び、片手で自分の名刺を名刺入れの上にのせてわたし、もう片方の手で相手の名刺を受け取る。
相手のみが渡してくる場合は両手で受け取る。
自分のみ渡す場合も片手で渡す。自分の名刺を大事に扱わないことのが謙遜の意思の表れ。
※相手への敬意の表現として両手で渡すという説もあり、実際には人や会社により片手か両手かは異なる。 -
基盤とした名著:クニッゲ『人間交際術』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
著者は、18世紀後半のドイツの男爵にして宮廷詩人です。
君主フリードリヒの信頼を受けて活躍した時期もありましたが、周囲の陰謀によって失脚しました。
著書『人間交際術』の初版は1788年に出版され、大ベストセラーになりました。
ヨーロッパでは100年以上読み継がれてきている名著。
今回の該当部分:「自分に関心を持ってほしいなら、まずあなたが人に関心を持ちなさい。仲間意識を持たず、友情、思いやり、愛情に欠け、自分のことしか考えずに生きている人は、援助してほしいと思うときがきても、誰も手を差し伸べてくれず、自分で何とかするしかありません。」