8.基本動作
8-2.コミュニケーションの基本動作
日常の場面別
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<エレベーター>
ポジション確立、及びエレベーター対応の習得までは実施することを推奨する。
先についてボタンを押す。ドアを開ける。最後に入る。行先階を押す。入り口付近なら先に出てドアを開ける、そうでないなら最後に出る。
VIPのアテンドや会食といった礼節が非常に求めらる場面においても、常に頭を回転させること、正解となる基本動作が身につく。
<タクシー>
止める。助手席に座る。目的地を伝える。経路を案内する。支払う。
会食相手で予めタクシーチケットで払うよう会社から指示されている場合は、先に行って止めたあとすぐにタクシーチケットを渡し、支払っているところを相手に見られないように配慮する。
経路を複数把握しておくことが重要。
昼食と同様にやりすぎというレベル=100点満点/一流を学び体得しておくことで、いつでもそのクオリティを発動できるようになっておくことが大切。 -
基盤とした名著:沢庵宗彭『不動智神妙録』
名著の教えの図示※マウスオーバーで拡大
心が一つの物事に捉われれば(意識し過ぎれば)、体が不自由となり、迷えば、わずかながらでも心身が止まる。
これらの状態を禅の立場から良しとせず、達人の域に達した武人の精神状態・心法を「無意識行動」かつ心が常に流動し、「迷わず、捉われず、止まらず」であることを説き、不動智を「答えより迷わず=結果より行動」に重きを置く禅問答で説明(当書の「石火之機」)したもの。
実質的には心法を説いた兵法書であり、実技である新陰流と表裏一体で学ぶもの(当書「理の修行、事の修行」)としている。